東京旅行(後)
これ、最後の東京旅行なんだぜ?
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二日目
疲れきっていた僕はお昼まで爆睡。
お昼手前に外人に起こされる。
「オソウジー、シマスカー?イイデスカー?」
突然謎のカタコト日本語をしゃべる外人に
部屋を侵入されてマジで焦る。
僕は全力で寝たふり。
同部屋の同回生が頑張って相手をしていた。
カコイイ!
とりあえずその場はやり過ごす事に成功。
軽くシャワーを浴びて着替えた後に現状把握。
(ホテル備え付けの寝巻きはセクシーデザイン。どう考えてもフェ○前提で作られたとしか思えない。)
どうやらホテルに残っていた部員は僕らだけの模様で、
他の部員たちは各々自分の予定を過ごしに出かけた後だと知る。
どう過ごそうか悩んだが、三日目のイベントに出す原稿がまだ出来ていない
同回生の手伝いをする事にする。
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途中昼食を挟みながらもその日一日は原稿に潰れる。
昼飯に適当に選んで入ったパスタ屋のパスタとピザが
美味だった点が唯一の救いか。
ジブリ展に向かう後輩達にお土産をお願いしつつ、作業は続く。
夜。
部の旅行とは別ルートでやってきた部員等と待ち合わせて飲み会。
酒うめぇ。料理うめぇ。
たぶんこの時の僕はマキシマムに機嫌が良かったです。
あとで最悪にまで落ちるんですが。
祭りが開催していたので一枚パシャリ。
出店等も色々出展しておりました。
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三日目
地獄の原稿タイム。
二日目の昼からの続きです。
たしかこの写真を撮った時点で深夜を回っています。
暗くて狭い部屋に男達が集まって原稿を仕上げています。
この日のイベントに出す本の原稿を作っています。
この時の事はあまり語りたくありません。
僕はデコとエビフライが嫌いになりました。
途中、朝から並ぶ為に他のメンバー達は現地に向かい
結局最後まで残ったのは僕だけでした。
途中で仮眠を取ろうとしましたが、
寝ぼけた(?)同回生様が部屋に侵入してくるという珍事が発生し、
仮眠すら取れず僕はちょっと涙目でした。
早朝5時30分頃に原稿完成。
大急ぎでチェックアウトの準備を済ませ、印刷所へ。
印刷所に向かう途中で同回生様が「判子をホテルに忘れた」とか
言い出したときは僕は泣きそうでした。
印刷所到着。
無駄に多機能な最新式の印刷機を目の前にして、
睡眠不足ぎみの僕の脳みそは沸騰しそうでした。
操作、わかんねぇ。意味わかんねぇ。マジわかんねぇ。
何とか印刷できたときには自分を褒めたくなりました。
そのまま急いで製本。7時30分頃に完成。
現地に向かう。
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コミケ慣れしている後輩のおかげで無事に到着。
初めてのサークル入場はハイなテンションも合わさって
無駄に感動してしまいました。
モタツキながらも設営準備完了。
同回と後輩は列に並びに行ったので僕はお留守番。
まぁ話に聞くところ、開始一時間は客なんて来ねーよと言われていたので
僕は座っているだけで良いなんてなんて素晴らしいのかしら、と
内心思っておりました。
一時間で本が12冊売れました。
5分に1冊は売れているんですよ。
マジ騙されました。
ちょ、おま。
正直な話「売れるわけねーだろ世の中甘くねーんだよぷぎゃーm9(^Д^)」
だと思っていたのに、予想を良い意味で裏切られました。
午後二時頃には無事完売いたしました。
僕の作ってきた栞も全部裁けまして、気持ち十分満足しました。
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ここから先の記憶がかなりあやふやなので適当に記述。
すごく、眠かったです。
喫茶店に行って途中から合流した先輩のおごりでパフェ食べて、
秋葉を適当に彷徨っていた気がします。
よく覚えていません。疲れきっていました。
夜は前日酒が飲めなかった同回の希望で再び呑みへ。
当の本人は壁にもたれかかって寝ていました。
まるで釈迦のような安らかな寝姿でした。
( ー人ー)|||~~~ ナムナム
その後は、え〜と、どうしたんだっけ?
よく覚えてません。
眠かったです。
まぁ適当にお家に帰った気がします。
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今回の旅行で僕が手伝った作業内容は
・枠線引き
・ペン入れ
・ベタ
・トーン張り
・修正
・原稿チェック
・裁断
・印刷
・製本
・その他雑事
上記の事を徹夜でやりました。
文章にしてみるとすごいですね、何やってるんだろ僕。
コレ、僕の原稿じゃないのに。
今回本を出した同回生は冬も出す気満々らしいですが、
もはや何があろうとも絶対に僕が手伝うことは無いでしょう。
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総括
僕の最後の東京旅行でしたが、やはり旅行は楽しいですね。
あの独特のテンションが僕はたまらなく好きです。
原稿さえなければ完璧だったと思います。
まぁ忘れられない旅の記憶と考えれば、少しは素敵な思い出かもしれません。
学生生活最後の夏旅行は、なかなか良かったぜ。
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以上
ヤスユキ、色々文句言いつつも終わってみれば楽しかったと言える旅行でしたけど生きています。