スーツ姿の新入生達

バイトから帰ってから、着替えて学校に行って来ました。
今日は大学の入学式です。
朝帰りで死ぬほど眠かったけど、
恥ずかしながら僕も漫画部の一員なので
ビラ配りにGOGOGO〜〜です。




学校到着。
僕は完全に見通しを甘く見ていて、
いつもどおりのルートで部室に向かおうとしたら
獲物(新入生)を狙うハンター達(在学生)の存在に圧倒された。
どいつもこいつもちょっと目がイカレテル。
迂回すれば良かったと激しく後悔した。





部室に到着。
今回ビラを配るメンバーは僕を含めて5名の様子。
・・・あれ、当初の予定より少なくね?
だが、そんなことで怯む我等が漫画部ではない。
我等は少ないメンバーで武器(ビラ)を手に取り、
従軍轟く戦場に向かった。





入学式を終えたスーツ姿のヒヨッコ共が
手にたくさんの資料を持ってこちらに向かって歩いてくる。
全てのクラブ団体が、各々様々なアピールで獲物を狩っていく。
集団で一人のターゲットにアピールしまくったり、
スポーツ関係なら自分達のユニフォームを着て宣伝など。
を引き連れている団体もあった。
馬は普段と違う環境にストレスを貯めている模様。
構内に居る間、何度も「ヒヒィィ―――ンッ!!」と嘶いていた。
構内の地面をひづめでガリガリしていた。
チキンハートの僕は、ちょっと怖かった。





僕は次の事を考ながら行動していた。
①「ピーレーン(男)は無視。奴等は相手にしなくても勝手に入ってくる。」
②「トールト(女)のみ狙え。ひたすら狙え。」
という訳で、ピーレーンが来ようが横を通りすぎようが完全に無視していた。
僕の目はトールトしか写らない。
まさに「やす菜の瞳」状態の僕。
トールト発見→進行方向の前に移動→「おめでとうございます」の一言と一緒にビラを渡す。
両手にビラを抱えている子には問答無用で上に載せていく。
あはは。私、外道ですね。




午前中だけでも結構捌けた。
トールトにしかビラを渡さなかった事を話したら、
どうやら他のメンバーも同じだった模様。
暗黙の了解だった様子。
あはは。皆考えることは同じですね。
波が終わったのを見計らって部室に帰還。
皆で昼飯。
僕は本気で眠かったので部室で就眠。





次に目を覚ましたら4時頃になっていた。
本日2回目の入学式がもうそろそろ終わる時刻。
その頃には学内バイトに行ってた人や、
下宿組の人間が加わって総勢7人のメンバーに。
引き続き獲物にビラを配った。
在学生は皆必死にビラを配っていた。
馬も頑張って吼えていた。怖かった。





持って来ていたビラをほとんど配り終えてから帰還。
今日の戦果報告。
どうやら今日だけでトールトが3人ほど、
我等が漫画部に興味を持ってくれたらしい。
3人のうち一人でも良いから入ってくれると嬉しいですね。





帰り道、企業会計に所属している友達に会う。
お互いの部の事について語る。
企業会計、彼等は彼等で大変らしい。
シエスタで発表する題材も、どちらかと言えば
「御堅い話し」になるそうで、いまいち魅力に欠けるとか。
新入部員の獲得は、うちと同様しんどいらしい。
お互い頑張ろうと言って別れた。





以上
ヤスユキ、震える体で生きています。